5つくらいのタイプを見る
少し前には、マンション人気と言われるくらい、マンションへの入居を希望する人が多かったように思えます。状況は今でも同じで、引き続き、新築、中古共に人気となっています。
しかし、一言でマンションといっても、その中でもさまざまなタイプに分かれています。
最近では、都心に限らず、横浜市、広島、仙台、京都、札幌市などの都市でも、さまざまなタイプのマンションが建設されて、販売されています。
ですから、マンションに住むことに決定したら、物件選びに入るというよりも、そのなかから、どのようなタイプの物件を選ぶかという選択が必要になってくるのです。
すでにはっきりとした好み、たとえば、絶対低層マンションに住むことにしたいと思っている場合などは別として、強い好みがない場合には、複数のタイプを見学することによって、自分たちにはどのタイプがあっているのかを考えることができます。
まず、最近注目されているのが、タワー型マンションです。
これは、はっきり言ってわたしたちの心理をくすぐる、素晴らしい物件です。
その魅力は何と言っても、その眺望のよさでしょう。
しかし、そのような話になると、タワーマンションの最上階、もしくは上層階以外には何のメリットもないのではないかという考え方になってしまうかもしれません。
しかし、実際はそうではありません。
低層階に住んでいても、最上階のラウンジを使用できることなど、共有スペースを利用する権利があるので、眺望の恩恵にあずかることができるのです。
その逆に、低層マンションも見学に行くといいでしょう。
もしかしたら、侮っていても実際に下見へ出かけると、なんだか居心地がいいことに気付くかもしれません。
それもそのはずです。
低層マンションは、法の規制によって構想の建造物を建てることが制限されている地域に建設されていることが多く、そのために周辺には住宅が多く、落ち着いた街になっていることでしょう。
その一方で、大規模マンションにもメリットがあります。
たしかに、住人の数が多いということ自体を好む人は少ないかもしれません。
でも、人数が多いだけに、それだけ共有施設が充実していることが考えられます。
さらに、住人の数が多いので、それに比例して、管理体制が万全であるというのも、その利点だと言えます。
このように、マンションは大きく分けても、5つくらいのタイプに分類できます。
それらすべてのタイプを見ることによって、自分たちにはどのようなタイプがあっているのかを認識することができるでしょう。
そうすることで、納得のいく物件選びの助けになるのです。